ウォリアーズ嫌いにつき、暫定的に青いユニフォームを応援するも、前半を終えて、13点差。
いかにもきつい。
サンダーにもちょいちょいランがあって、ぐっと点数を詰める瞬間もあるのだが、またババッと点数を取られて2桁差に逆戻りする。
しかし3Qの後半、ふと気づくと「まだ」6点しか離れていなかった。あれ?
3Q終了時点で3点差。あれれ?
この勢いで4Q……なんて、言うのは簡単だけれど、4Qに強さ折り紙つきのウォリアーズだ。そう簡単にはいかないだろう、と思っているうちに逆転。え、ちょっとこれ期待し始めちゃうけど、どうしよう?
そうは言ってもウォリアーズは3ptで結局最後にひっくり返したことが何回あったことか?
甘い期待は駄目だ! あとでまたなおさらがっかりするのはつらすぎるんだ!
信じきれない上に、ケビン・デュラントがミドルシュートを外す外す、また外す。やっぱり駄目だ。こんなの無理だ。
でも、ウォリアーズの焦ったシュートが続けて外れる。サンダーのディフェンスが上手くいく。ギリギリでリバウンドを掴む。時間は進んでいる。え? ええ!? え〜い!!
わかった! もうこれは、決まるまでKDに球を持たせろ! エースが決めて勝て!!
残り1分少々、1点差、ボールハンドリングはウエストブルック。ウエストブルックよ、KDにパスだ!
……と勝手に盛り上がるこちらの気持ちに逆行して、KDのスクリーンからペネトレイトするウエストブルック。お、おお?
で、このゴール下のアダムスにアリウープ狙いのパスは失敗。ただ、それは失敗だったものの、アダムスがオフェンスリバウンドを掴んでターン、シュートを狙ってファールを貰った! おまけにここにきて苦手のFTを2本とも沈める。3点差。
続けて、いいディフェンスからウォリアーズ無得点のままリバウンドを奪ったKDが、ボールをコントロール。ゆっくり時間を使ってハーフコートオフェンスを作り、おもむろに1on1、残り30秒、ここでマークを外して一歩下がったミドルシュートを決めた!!
残り30秒5点差ならば、ウォリアーズにはまったくの圏内なのだけれど、ここでエースのシュートが決まった意味は大きかった。KD! KD! KD!!
その後、サンダーは支配を譲らず、まさかのカンファレンスファイナル第1戦アウェイゲームをものにしたのだった。
今後ウォリアーズも巻き返すんだろうけど、サンダーがスパーズを破ったのは決して伊達ではなかった。
これはキャブスもおちおちしていられないよ!