2016ファイナル GAME2

GAME2では絶望的な気分になった。

1Qは非常に緻密なプレーで闘って、この12分間をようやく2点リードした。ただ、これを48分間続けられるとは思えなかったし、クレイ・トンプソンの3ptは運良く外れたけれど、彼もカリーも大抵の場合、1試合のうちにシュートタッチを戻してくる。これだけじゃ駄目だと不安視していたら、2Q以降はエース2人の活躍がどうのこうの以前にチーム対チームとしてひどいブローアウトを食らうことになった。

笊みたいに見えるディフェンス、メイクチャンスできないボールムーブ、一度、レブロンが3人ほどのディフェンスを蹴散らして直線にドライブして決めたスラムダンクがあったけれど、それが本当に痛々しかった。他に何の打つ手もなくなっていたことが悲しかった。

ここを良くしたらとか、あそこに注力したらとか、なにか対処をあげようもないほど全てがどうしようもなかった。

試合を終えたインタビューでレブロンは言う。「もっといいプレーをしなければいけない。もっともっといいプレーをしなければいけない」

それはもう、打つ手がないことの言い換えなのではないかとさえ思える。

次はホームだけど、私はそんなにホームの魔法を信じない。キャブスの勝利を望んではいるけれど、弱い気持ちにはなっている。