@ペイサーズ第3戦

なんとなく良い予感で始まった第3戦は、これまでの重い試合展開を払拭するような点の取り合いのハイスコアゲームになった。

5分以上を残した時点で両チームが20点台に乗せてくるほど、どちらのシュートも決まっているものの、点取り合戦ならヒート優位だ!

 

とは言ってみるものの、シュートは、入るときは信じられないくらい入るけど、外れるときも意味がわからないくらい外れるものだから、絶対ということはない。

今日のヒートはボッシュとハスレムのシュートが信じられないほど決まる方の日だった。やった!

 

レブロンは1Qは調整役っぽく少し遠巻きで様子を見ながらいく感じで、それほどボールに絡まなかった。第2戦は最終のアシストが少なかったように、あまりボールが回っていない印象だったけれど、今日はよく回った上でしかもハスレムらが決めるため非常にいい調子だ。

お互いにディフェンスが悪いわけではないので、それでも点数を離されないペイサーズも、憎いけどすごい。

 

2Qで目立って見えたのはレブロンのポストプレイで、またアイソレーションからになるので(パスがうまく回らなかった第2戦の二の舞にならないかと)最初は不安だったものの、むしろ着実で確実にポール・ジョージを圧倒していた。体格の利を活かせるのも、レブロンにはパスがあるためヘルプが寄れないからなので、二重に実力なのだよ! と悦に入る。カッカッカッ(高笑)

 

チャルも跳ね回っていたし、ウェイドもしっかり活躍し、バティエはシュート確率こそ良くはないものの清廉潔白・誠実そのものな顔をして相手にはヤな引っかけでファールを貰ったり相手のリズムを崩したりしている。素敵!

 

ここしばらく調子が奮わないアレンだけは、今日も初っぱなにトラべリングを取られ、2ptシュートも入りそうで入らないのだった。3ptが駄目な時でもフリースローだけは決まっていたのを、ここ2試合連続で落とし、得点に貢献しないときもディフェンスがさりげなく絶妙だったりしたのがこれまた少し反応が遅れてファールを取られてしまい、全てにおいてちぐはぐ…。天下のレイ様が一体どうしてしまったの!? てなもんだが、ある意味ここらへんが底なのであとは浮上してくるかなーと思っている。期待している! 今日のトップからの3ptはいい感じだったし、次のファイナルのラウンドが照準、というニクいパターンでもいい。唇の端に冷笑の似合う、暗殺者顔のレイ・アレンだもの。それくらいの演出やっちゃって欲しい!!

 

シュートの良さでは互角だったので、ターンオーバーとフリースローとインサイドで差がついた。フリースロー成功率の高さとファール数の少なさは、チームの調子を測るわかりやすい指標だ。

いつ何が起こるかわからないと思っているので、2桁点差がついたくらいで安心したりはできないのだけれど、そうは言っても今日は随分落ち着いて試合を見ていられて良かった。

 

まだ、ホームコートアドヴァンテージを取り返しただけで振り出しなので、次もしっかりやれるといいなと思う。