ヒートに負けたレブロン

さて昨日のファイナル第1戦の前半は非常に内容のしまった好ゲーム。点数はヒートが追いかける形だったものの、後半に入って第3Qで逆転し7点ほど引き離した。

ところが勝負の第4Q……

実はこの日、エアコンが故障して、アリーナはホットサウナ状態。そこで全力疾走を繰り返す選手達は早くから滝のように汗をかき、顔を真っ赤にして、ベンチでは氷を首筋に当てたりしていたものの消耗が激しかった。

とはいえそれは勿論両者同じ条件なのだから、それを敗戦の言い訳には使えない。

私は3Qでもの凄い得点を重ねたレイ様が途中で倒れてしまわないかと心配していた。最年長なんだから、もっと出場時間を調整しないと! と。

勿論レブロンの事もついでに心配してはいたけれど、本気には彼の丈夫さを疑ってなんかいなかったことを、第4Q途中、レブロンが自分から手を上げて交代を望んだ時に愕然と思い知らされた。

当然、少し休んでまた出てくるんだよね!? レブロン

恐らく全てのレブロンファン、ヒートファンがそう願っていたであろう数分の間に、レブロンを欠いたフロアでドカドカと3ptを決められあっという間にチームは逆転されてしまった。

タイムアウトの後、レブロンがコートに立った! なんとか頑張って!!

すぐ直後の攻撃で、ゴールまで詰めたレブロンがレイアップシュートを決めて、おおっ!となった瞬間がわずか1秒あったかどうか、着地したレブロンの左脚は見るからに攣っていた。突っ張って引きずる脚では歩く事も出来ずゴール下に置いて行かれた。

ベンチにもほとんど抱えられるようにして戻るしかなく(それにしても重そうだ…)、さすがにもうコートに戻れないまま、ゲームは15点以上の大差をつけてヒートの敗北だった。

他の人だって同じ温度の中で闘っていたんだから、それは間違いなくレブロンの負けなんだけれど、私自身脱水症状を起こしやすい為、そういうの体質ってあるよね〜と気の毒でたまらない。

そういうと一昨年のファイナルでもレブロンは脚が攣って、でもその時はなんとか凌いで勝ちを掴んだんだった。てっきり疲労のせいだろうと思っていたけど、あの時も脱水症状も関係があったのかもしれない。

気をつけて水分を取っているつもりでも、急にエンプティ状態みたいにへなへな〜と来たりするものだとわかるから、レブロンを責めたくはないのだがでもあなたがいないで負けるのは本当に辛いわ。いるのに負けるのも辛いけど。(どっちみち負ければ辛いのだ)