残り3秒の敗北、残り1.5秒の勝利

GAME3、残り15秒で3点ビハインド、その日のレブロンの3ptシュート%は1/7だった。実は後で確認したらカイリーの3ptシュート%は3/4だったんだけど、その日のシュート%が3/13と外した印象ばかり強くてカイリーを頼みには思えなかった。

ボールを持ったレブロンがペリメーターを右から左へスクリーンになりつつJRにすれ違いざまボールを渡した。JRのキャッチ&シュート。これが決まった!

JRの3ptシュート%はこれで5/7。すっげーじゃん!JR!!

これで救われるのか、残り約10秒。ドリブルしてくるローズのボールをレブロンが叩いて出して、ブルズポゼッションのスローインから残り3秒だった。

あと3秒守れば延長戦に持ち込める。延長戦になったからって別にアドヴァンテージはないけれど、4Qラストに追い上げたのはキャブスだからムードは悪くはない。だけど残り3秒あればシュートメイクは十分可能だし、相手は最低でもファールを貰えばいい。

3秒は短くて長い。

ディナイしろ(願い)! ターンオーバーしろッ(呪い)!

祈り虚しく、ローズにパスが入る。トップ・オブ・ザ・キー付近でスクリーンを使ってシャンパートを振り切り、スイッチしたトリスタン越しに3ptラインの外からシュートを放った。残り0秒、ボールはボードに当たってリングをくぐった。試合終了。キャブスにとっては劇的ブザービーターでの敗北だった。

GAME4、このままの勢いでブルズが連勝してしまうのか、キャブスが勝てるのか。

前回は余りにもスイッチディフェンスされて高確率にシュートを許していたように見えたキャブスだが、この日は対応できていたように思う。序盤は一時リードするも、レブロンのTOからざかざかと点数を奪われて逆転を許す。

このまま点差を広げられる一方かー!? と暗澹としかけたところで、キャブスのランが始まって、実に6分強ブルズを無得点に抑えて逆にぐっとリード。このまま押し切れるか!? と甘っちょろい期待を抱けば、前半残り2分半程からはググッと戻され、結局は前半なんとか4点リードというところで折り返した。

いや、でも悪くはない、悪くはない、と唱えつつ見守る3Qでは今度は逆にキャブスが無得点の7分間を過ごし、最大点差11点迄広げられた。

相手はブルズ、4Qで挽回なんて出来るのか? と懐疑の気持ちに眉が下がる。しかし、ここでJRが3本の3ptを含む11得点の活躍で追い上げ、一時は7点差までリードする。なんたるシーソーゲーム!

それから、レブロンのオフェンスファールや、レブロンのオフェンスファールがあって(泣)、バトラー、ローズと決められ同点に追いつかれた。残り9秒。

シュートに行ったレブロンのボールはブロックにあい、ファールも貰えなかった。残り1.5秒キャブスポゼッション。

スローインはマシュー。コーナー側で受け取ったレブロンが、即座にフェードアウェイジャンプシュート。これが、決まった!!