カンファレンスファイナルGAME4

前半で16点のビハインドを負ったキャブス。

相変わらずラブの調子は上がらず、カイリーもイマイチ、今日はJRもパッとしない。

それでもそれ以上はなんとか離されずに、ようやく少し入ってきた3ptで少し点差を詰めた3Qで、ポストに入ったラブにボールを集めるプレーを何度か繰り返した。これは結果的にはちっとも実を結ばなかったのだけれど、チームとしての意思をそこに見せたことは面白かった。その後、審判と引っかかって脚を傷めたらしいラブ。本当にもうこの坊ちゃんは!(泣)

お陰でチームとしては大手を振ってラブをベンチに下げられるのだけど、4Qはスターターをレブロンのみ残したセカンドユニットチームで各種セットプレイをバシバシ決めていって、途中とうとう逆転までしてみせた。ディフェンスでは高い位置でトラップをかけてプレッシャーを与える。ベンチワークが光るな。

ただ、このとき淡々とジャンプシュートを決め続けるデローザン!

ビヨンボがMVPコールされたり、ようやく復調したラウリーが騒がれるのはわかるけど、私はこのキャブスが追い上げてラプターズが浮き足立っても良かったはずのこの時、しっかりついてきて難しいジャンプシュートを外さなかったデローザンが今日の殊勲賞だと思う。

一旦キャブスが逆転してから5分ほど拮抗し続けた。試合の最後で痺れる時間を抜けたのはラプターズで、エースの二人が迷わず切り込み、サポーティングキャストらがボールを拾った。

キャブスはレブロンが行けば良かったのに!

実のところ私みたいな堪え性のないファンは大量ビハインドを背負った時からずっとそう思っていて、でもそうはせずに耐えて4Qはチームプレーで逆転まで行ったのだから、そこまではキャブスのチームプランのほうが正解だったし成功だった。簡単に全部レブロン任せにしていたら勝ち進めない。先を考えれば、チームプレイで展開を打開できたのは素晴らしいことだった。

しかし、そこから、一旦追いついたあそこから、レブロンかカイリーの個人技を成功させて引き離せなきゃ駄目だった。

少なくともラプターズはデローザンかラウリーで決めたのに、レブロンはまだパスを探していた。そしてスティールまでされてチャンスを潰したのだ。あの場面では、あれは間違いだったように思える。

いずれにせよそんなタラレバは結果次第で、負けたからそう思うだけなんだろう。でも未練は残る。負けたからなおさらだ。

シリーズは2-2に戻され、面白くなったとも苦しくなったとも言える。

勝ちたいな。勝ち抜けて、ウォリアーズでもサンダーでも倒して優勝したい。