2016ファイナル GAME1

そこまで絶望的な気分にならなかったGAME1。

最終スコアは89-104。地力で下回っての敗戦という感は否めない。

しかし、3 ptの防ぎ合いに関しては結果的に互角と言えるだろう。思うような3ptを打たせてもらえなかったキャブスに対し、ペイントを攻める方向で成功したウォリアーズが3ptを打たなかったことを互角と呼ぶのはいかにも贔屓の引き倒しだと笑われるのかもしれないが、あくまで「結果的に」3ptを抑えたことには違いない。ここからさらにウォリアーズの全体のリズムを狂わせることが出来なかったのは失敗だが、狙ったことに対する1つの成功には違いない。それだけでは足りなかった、そういうことだ。

9点ビハインドで迎えた後半、3Qでプレイを拮抗させ一旦は逆転した。残念ながらそのまま試合を持っていけるだろうとは元より思わなかったし、案の定そのあと逆転され、あまつさえ4Qでは20点差にまで広げられた。

それでも作り出したシュートチャンスをもし全て決めることができ、とにかく点数を取り続けることができれば敵う相手なのではないかと思わせた。もちろん追い詰められたときのウォリアーズのしぶとさを知っている。この試合ではウォリアーズを追い詰めるところまでいかなかった。だから未知数であることの不安は否めない。それでも光明はあると思えた。

確かにチーム力の地力ではウォリアーズが上なのだろう。だがカイリーが奇跡を起こせれば、レブロンはそれを支えられる。そうすれば勝てる。勝てる。

間違いなく一部の局地戦で勝っていた。一部の局地戦では大幅に引き離された。まずこの差を埋める采配を期待したい。

今回の試合でたくさんのマッチアップを試していた。これはシリーズ7戦を見越した戦いなのだ。