レブロンとファール

レブロンは比較的ファールを犯さない。ゴール下で、そこはわざとファール行っちゃえば!? と思うようなところでも、素人目にそんなことを考える余裕があるほど既にシュートモーションに入っている相手に対して当たっていかない。

オフェンスの時は人にぶつかってはね飛ばしていくこともあるけど、これは大抵ファールを貰うのであって、ファールをとられることのほうが少ない。(そりゃオフェンスの方が有利だし)

基本的にファールをする気がないのではないかと思う。

 

だからダーティーなファールは尚更に見ない。1度だけ、ファールにいく気満々で、横目でブーザーの場所を確認してタックル(と言う他ない)してフレグラントファールを取られたこともあったけど、あれはVTRを何回も再生されて相当恥ずかしかった。慣れないことはやらないほうがいいよ! みえみえすぎて格好悪いったらないんだから!

 

逆に、レブロンがわざとなファールや悪質なファールを受けることは多い。そこまでしないと常人には止められない、と自他共に認める状態なのか、レブロンはファールを受けることに対してかなり平静で、危険ではないホールディングなら気にもかけないし、悪質ファールで激痛にのたうち回ることになっても相手に食ってかかることもない。今のファールだろ!? という当たりを受けたのにファールをコールしてもらえなくて不機嫌になることはあっても、ファール自体にはそれほど怒ってみえない。なんだったら、ファールにきて逆に弾き飛ばされて倒れたロンドに手を貸して、引き起こしていたシーンを見たことさえある。

 

しかしそんなレブロンも、チームメイトへの悪質ファールに対しては激怒するらしかった。

キャブス時代、ゴール下でシュートにいったバレジャオが、喉に相手チームのセンターからラリアート(と言う他ない)をかまされて、背中から倒れた時には、そのバレジャオを飛び越えてカッ飛んできたレブロンだった。相手選手に掴みかかろうとして周りに止められ、テクニカルファールを受けたけどファン目線には激格好良い姿であった!

 

そんなわけで、ファールに関して、レブロンはかなり理想的な感じなのだった。