vsペイサーズ 第5戦

久しぶりに、ヒートらしい勝ちパターンの展開での勝利だった。

前半を地道に繋いで、後半で一気にギアをあげて圧倒する感じ。ファンとしては見ていて一番、楽な試合だ。

 

レブロンフリースローを2本とも外して、その後2連続で打てた3ptシュートを2本とも外すというシーンもあったものの、全体にはアウトサイドもよく決まっていて良かった。

またハスレムのミドルショットが今日もよく決まって嬉しかった。去年あたり、シュートが決まらなくて決まらなくて苦しかった時期もあったので、あのときの修整練習が実を結んでいるのかなーと思うと感慨深い。

 

レイ・アレンもとりあえず1本3ptが決まったのだけれど、ゴールの中で横ブレしていて、以前のストンと落ちるようなショットと比べると、なんか違うのかもなー?

本人も苦しいと思うけど、期待されるのは仕方ないので頑張って欲しい。

 

調子の悪さが目立つウェイドと、存在が目立たないボッシュはどっちのほうが問題だろう?

目立つといえばクリス・アンダーセンが良くも悪くも目立っていて、悪いほうのフレグラント・ファールはちょっとよくわからなかった。相手がハンズブローだけに、被害者なのかと思ったら、アンダーセンから突き飛ばしていてそれはフレグラント・ファールを取られるわ…と頭を抱えたくなるものの、その後何か言われてさらにつっかかっていくのもアンダーセンだし、さらに怒りさめやらぬのもアンダーセンで、どうしてあんなにカッカッきているのか?と思ったとき、私はハンズブローが嫌いなので「あいつ何かやったんじゃねーの?」と言いがかりをつけたくなる。

それでもなんでも、そんなのにひっかかっちゃー駄目なんだけど。

退場になったら困る人材なんだから、控えてよ、アンダーセン! とハラハラ見守っていたら、とりあえずフレグラント1で収まって、その次のポゼッションではハンズブローのシュートをアンダーセンが鬼神のようなブロックで叩き落として大いに盛り上がった。

素晴らしい!

………ところが、試合後に、例のフレグラントファールが2にグレード変更されたうえに、アンダーセンは第6戦出場停止処分を食らった。えええーッ!?

去年のハスレムと同じパターン。それでなくても、ビッグマンがキーになってくるペイサーズ戦で、その処分は陰謀なんじゃないの!?(泣)

去年はボッシュがいないうえにハスレムを取り上げられたんだった。先にフレグラントファールをしたハンズブローのグレードは1から2へ引き上げられたのに出場停止処分はならなかったのに、ハスレムのファールは報復行為だからより悪いという判断らしかった。

今年のアンダーセンのファールも、ゲーム中のプレイではなく、いわばただの因縁づけだからより悪質という判断なのかもしれない。確かに、それは感情のコントロールをすれば「しなくていいファール」だから、そういう行為に対して厳しくペナルティを課すという考え方は正当かもしれない。

でも、本当の意味で……というのはファールされた選手の身体の安全という意味で、去年のハンズブローのファールと、今年のアンダーセンのファールを比べたら、ハンズブローのファールのほうが断然悪質だったと私は思う! あんなの、試合中の勢いだったから仕方ないって言うんだったら、「ファールに行くチャンスがあれば必要以上に相手を攻撃しておけ」というのがOKみたいな判断じゃないか。むかむか。

 

第5戦、わりとわざわざ注目選手には挙げてもらえないけど、チャルが活躍していたこともとても良かった。

重くなったときに、インサイドへ切り込んでいく動きはいつも鮮やかで、すごく爽快になる。

次の試合でも頑張れ。