待望の復帰戦

レイカーズ戦からの復帰を予定されていたレブロンだが、さすがに勝率を5割まで落としてしまったチーム事情に業を煮やしてか、1戦早いサンズ戦からの復帰となった。

休場前から見ている分には目立った不調を感じさせないレブロンだけに、復帰しても大丈夫なのかそうじゃないのかよくわからない。

でもディフェンスをもっと頑張らなければいけないキャブスのメンバーに率先して行動で導こうということなのか、最初から非常にアクティブに動くディフェンスを展開していた。空回りにならないか心配……。(ネガティブ)

復帰明けファーストポイントはダンクだった。動きがすごく速くて、張り切り具合がよくわかる。シュートもよく決まっているし、休みぼけはない感じ。

しかしキャブスは相変わらずちっともハマってなくて、チーム全体がバラバラとディフェンスが機能していない。オフェンスにもこれといった流れができない。

じりじり引き離されて前半はなんとか一桁点差におさまったものの、少しディフェンスが良くなった3Qにそれにもかかわらずまだ点差が開いていった。単発では得点が取れそうなメンバーが目立つキャブスだけれど、チームでたたみかけるように得点を繋げるということが最近ちっとも出来ていない。アシスト数が伸びない感じだ。なんでかなあ。

しかし3Q残り10秒で11点差、とりあえず1本は決めて一桁にはしたい、という場面でレブロンがペイントに切れ込んで豪快ダンクを沈めたところまでは想定内、その直後にボールをスティールしたJRが3ptを決めてわずか7秒間程で5点を縮めたのだった。点差6点! 昨シーズンのヒートだったら絶対逆転勝ちできたパターンだな。

そこから4Qの前半は本当に良かった。何度もディフェンスを成功させたし、おかげで一時は逆転も出来た。

ただどうしてもここでというところでカイリーが決まらずチームメイトもきまらず、レブロン以外の点数が上がらないのだった。そこをモリス弟には落ち着いて決められ、結局は追いつけなかった。

でも残り1分6点ビハインドで、レブロンはカウント1スローで3ptプレイを成功させて可能性を残し、続くディフェンスでモリス弟からゴールを守った。そのあとのリバウンドをサンズに取られたのがいかんともし難いが、レブロンは勝てる目をちゃんと築いたのだ。これは立派なことじゃないか。あとはキャブスのメンバーがこれに応えるようになって欲しい。