アップダウン・タッチダウンパス・ダウンタウン

死〜に〜そ~う〜。
今日のウィザーズは最近の好調をそのままキープして大変よろしい。
でもでもでも、キャブスも1月の不調をきっぱり脱ぎ捨てて、まともなボール回し。3ptこそバカスカ決まりはしないけど、十分に良いプレイを続けている。
リードされていた前半を3Qでひっくり返し、乗ってきた! と思った矢先の4Q初っ端で3連続「ええ〜!?」と思うオフィシャルの笛。今のファール!?
まあ、ファールっちゃーファールなんだけど、この3連続の間にせっかくの5点リードを逆転されてしまったのはいかにも痛かった。ここで集中が切れて、ボロボロになったら! と戦々恐々。いつだって最大の敵は自分達自身だ。
でも、今日は崩れないキャブス。でも、相変わらずウィザーズもいい。
ここから作り話みたいに3ptの応酬で、手に汗握る……どころか指先には血の気が通わなくて死人のように冷たくなる始末。握りこみすぎて、関節が白い。
1:16で4点リードはキャブス。これは、これは、もしかしたらなんとかなる!? と、祈るように泣きそうになっているのに、レブロンのファール(既に5PF)からフリースローで1点取られて、更にブラッドリー・ビールが3ptをストン! これで同点。
更に取って(1点)取られて(2点)があって、残り12秒1点ビハインド、それでもキャブスのポゼッション。
1本決めれば逆転勝ちのこの場面で、ゴール前2人のディフェンダーの間を割って抜いたレブロンがほぼフリーになったレイアップを……まさかの、外す!!!

レイアップだよ〜!?(泣)

さっすがに自分でも信じられない失敗に、頭上のモニタのVTRを静かに見上げるレブロン。客席大フィーバー。
これは完全に戦犯レブロンですね。チ〜ン! と心を荒廃させつつも、即座にコーバーがファールで止めていたので、相手チームがフリースローを落とさず3点差にされたものの残り3秒キャブスの攻撃権が残されていた。3ptを1本決めればオーバータイムを期待できる。
とはいえ、スローインはバックコートからだから、なかなか不利だ。

ここでスローインをラブ。
チェストパスでコーストtoコーストのロングパスが出せる!なんて売り文句も肩書にはあるラブさんだけれど、この場面でコートエンドからのパスを見事フロントコートのレブロンに届かせ、受けたレブロンはレブロンで3ptライン外へ足を運ぶ振り返りざまの3ptシュートを、なんとなんとなんと決めたのだった!!!!!
延長戦!
勝って欲しい。ここまで寄せたんだから、今日は勝って欲しい!

その切なる願いを延長開始47秒で切り裂くように、オフィシャルの笛がレブロンのファールを告げた。レブロン今季初のファールアウトだ。本当に今日の試合はアップダウンが激しい。(泣)
実はここまでファールをカウントしていなかったから、本当に呆然となった。レブロンは普段はファールは控えめだから、そうそうファールアウトにはならないのに、この場面でレブロン抜きだなんて!
せめてコーバーも下げてくれ! あいつのザルなディフェンスはなんだッ!? やる気はあるのかッ!?(号泣) あんな表面をなぞるだけみたいなマッチアップで何を守れるんだ!? と悶えているうちに、まんまとコーバーのマークしていた(ふりをしていた)相手がフリーになって3pt。言わんこっちゃない〜!(吐血)
カイリー、カイリー、君だけが頼りだよ?(泣)

まあ実はこの後、コーバーも1本3ptを決めたりして、完全には役立たずでもなかったんだけれど、しかし、この局面で本当に期待に応えたのはカイリー!
延長の20得点中11ptをもぎ取って、なんとキャブスは、ホーム17連勝のウィザーズの連勝記録をストップさせる値千金の1勝を得たのだった!
うわああーん! いい試合だった!!

レブロンの悪いとこばっかり書いているけど、今日のレブロンはキャリアハイ更新の17ast、前半から珍しく絶対勝とうという気合の仄見える積極果敢なオフェンス、なにより4Qでは3ptシュートを連続4/4沈めたのだ! 震えた!(まあ、例のレイアップも別の意味で震撼したけども)
なかなかピシッと決まらないヒーローではあるけれど、ドキドキさせてくれる人です、ホント。

うん、いや、だからアイザイアに乗り換えるんだけどね? そ、そのうち……近々ね!!たぶん、、、。