次はクリスマス

プレシーズンゲーム、キャブスの2戦目はヒートと早々の対戦だった。

カイリーが捻挫でお休みなのはさておき、ヒートのスタメンPGがコールなのはなんたること!? チャルはどうしたの!? まさか昨シーズン最後からの不調を引きずっているのか、単にプレシーズンだからなのか、コールのことも好きだし、彼も日の目を見ないといけないとは思いつつ、利かん気なチャルは干されて伸びるより不貞腐れそうで心配になる。

体調の問題ではないらしく、出てきた際には鋭くゴールに切れ込んで得点するシーンもあり、あと面白かったのはレブロンとマッチアップして、ディフェンスを成功させたシーン。明らかにミスマッチのはずなのにタフショットをさせ、こぼれた球のリバウンダーからパスを貰ってゴールまで走り、ファールを受けて得点に繋げたんだからよくやった。

ただ、後から思うとレブロンはこの試合を気兼ねしていたんだろうか。得点が低かったこともシュート確率が悪かったことも、プレシーズン戦だからだと思って私は別に気にしていなかった。でも後で記事を読めば、元チームメイトらと目を合わせず……的な事を書かれており、全部を真に受けるつもりはないものの、そう言われてみれば振るわない成績だったのはそのせい!? と気が揉める。キャブス→ヒートに移籍の時は、わざわざタイムアウト時に相手サイドベンチに行ってファンの顰蹙を買っていたくらいなのに(あれはあれで虚勢を張っていただけな気もしたけど)、今回はゲーム終了後に握手さえもなかったんだろうか。いや、そんなデモンストレーションは普通に要らない(くらいわだかまりはない)ってことかもしれない。でも、永遠にブラザーだ! とか言っちゃったり、前に観に行ったレギュラーシーズンの試合ではタイムアウトになるとグッデンの所に寄っていっていた人懐こいレブロンのことを思うと、やっぱり何もないのは寂しいんじゃないかとハラハラする。

でも勝負なんだから、ヒートにとってレブロンが敵なのはもうどうしようもない。それが寂しくても辛くても仕方ない。

 

試合はキャブスが優勢に進め、残り2分迄はずっとゲームを支配していた。当たり前のようにも見ていたけれど、スタメンはヒートの方が変わっていないようでありながら、そんなにキャブス優勢なのも考えてみれば変な感じ。レブロンも振るわずだったのに。

しかし試合はラスト2分からレブロンのお気に入りと噂された新人PGネイピアがイキナリ連続で活躍を見せて、残り約30秒には3ptまで決めてみせて点差わずか2点。これはわからなくなった!と急遽活発になるベンチワーク。こういうのワクワクしているよね、スポ監督!♪(今、敵だけど!)

その頃にはとっくに主力選手は店仕舞いしていたため、最後にきて追い上げムードを出したキャブスのほうがいっそ有利に見えた。

負けたとしても別にレブロンのせいではないとはいえ、やっぱりそこから負けたらガッカリ過ぎる。シーズン中の士気にも係わるでしょ! と気が気じゃないのに、頼りのミラーは決まらないし、おまけにすぐに下げられてしまった。結局しっかり同点まで持ってきたヒート。

とはいえ延長にもつれこみはしたものの、なんとか逃げ切ったのでホッと胸をなでおろした。やれやれ。

 

次、晴れて公式戦でのこの対戦カードはなんとクリスマスゲームだという。本当にNBAの儲け主義は清々しいばかりだわ! まんまとすっごい楽しみだよ!

その時には思いっきり楽しんでやってね、レブロン