撃墜王

学生時代と違って、グループでみんなが集まって飲み会、なんてことが難しくなった。

幹事なんてやってらんねー、ということで、誰か一人と約束をして、あとはその日に来られる人は来たら?と声をかける方式でいくから!各個撃破だから!!

と宣言したら、「撃墜王ですか…」と友人に呆れられるも、撃墜王ってちょっと得点王とかリバウンド王とかみたいでいいな♪ と浮かれる度しがたいお馬鹿であった。

それにしても、個人的にはテイク・チャージ王とか作ったらいいのに〜と思う。

テイク・チャージとは相手にチャージングというファールを犯させることで、つまりドカンとぶつかられてバタンと吹っ飛ぶ技。

それは技なのか? やられてるだけじゃねえか!? と思うならそれは素人で、敵の進行方向を瞬時に予測して「先に」ポジションに入らないとこっちがファールになるところを、魔法のように「そこにいる」、神業なのだ!

相手がイケイケでゴールに突っ走って来たところをドカンバタン!で、攻撃権を奪いとれるので、ピンチが転じてチャンスとなる…場面によっては劇的なプレイなのである!

私はダンクよりテイク・チャージに興奮することがある。

ダンクは所詮2点だけど、テイク・チャージでフリースローまで貰ったら、相手に取られかねなかった2点とフリースローの2点とで、あるとないで4点差が変わる事態なのだ。

あと、ダンクは比較的こっちがイケイケの時に勢いを加速させるプレイではあるけど、テイク・チャージは圧されムードを鮮やかに逆転させることがあって、それに救われる感があるから印象が強いのかもしれない。

そう考えると、ダンクで盛り上がるよりテイク・チャージ推しって、基本が負け目線すぎなのだろうか…